今年度のyouthミーティングは、「テレワークによる東京一極集中の抑制~テレワークを活用した地方創生の可能性~」をテーマに、オンラインで開催しました。

まず、10月の第1回ミーティングでは、サイボウズ㈱の竹内義晴(たけうち よしはる)さんから、新潟に住みながらテレワークで働く実体験を紹介していただき、テレワークを活用した新しい可能性について、活発に意見交換しました。

その後、メンバーは3つのグループに分かれ、先進自治体の事例などを参考に、夜遅くまで話し合いを重ね、意見をまとめました。

そして、11月26日(木)に開催された第2回ミーティングでは、メンバー13名が参加し、サイボウズ㈱の竹内さんによる進行のもと、(1)コワーキングスペースの充実、(2)ワーケーションの推進、(3)移住の促進など、若者目線で考えた提言を、野志市長に発表しました。

 それを受けて、市長からは、「皆さんからいただいた提言をしっかりと受け止め、今後のまちづくりに活かしたい」と講評があり、最後に、「コロナ禍で不安な日々が続くが、そういう時こそ、みんな同じ松山で繋がっていることを思い出してほしい」とメンバーを激励しました。

今後も、首都圏で生活するからこそ気付く、松山の魅力や、活かし方などについて意見交換を行い、提言につなげていきます。

 

【各グループの提言内容】

■グループ名・メンバー

<グループ1>

【代表】山本 正太郎(ソフトバンク㈱、松山愛郷会youth会長)

武井 勇也(㈱ZOZOテクノロジーズ)

清水 修虎(早稲田大学4年)

中浦 鯉太郎(東京大学2年)

■提言内容

テーマ:2拠点生活促進のためのメンバーシップ制度導入の提案(PDF

提言1:コワーキングスペース活用のための方策

市外・県外の人も利用しやすい「働く場所」の環境整備として、ドロップイン(日割)利用やキャッシュレス決済、フォンブース(個室)、高速ネットワーク環境などを整備する。

提言2:メンバーシップ制度の導入

 コワーキングスペースやシェアハウスの定額利用、宿泊施設/飲食施設の割引パスなど、2拠点生活を応援するサブスクリプションサービスを導入する。

 

<グループ2>

■グループ名・メンバー

【代表】明賀 優介(慶應義塾大学3年)

松井 澪児(高崎経済大学4年)

青野 純也(青山学院大学3年)

今村 誠宏(東京学芸大学2年)

■提言内容

テーマ:ワーケションの推進~松山で新たなつながりをつくろう~(PDF

提言:中島における地方創生インターンシップ~ほしふるテラス姫ケ浜を拠点に中島の地域資源を活用した越境学習プロジェクト~

地方創生を志す企業と連携して、学生を対象に、ほしふるテラス姫ケ浜を拠点とする越境学習プロジェクトを行い、地域住民との交流による関係人口の創出につなげる。

 

<グループ3>

■グループ名・メンバー

【代表】藤田 櫻子(東京都立大学2年)

岡 姫乃(武蔵野音楽大学卒)

松長 美咲(横浜市立大学1年)

阿部 晃大(上智大学1年)

川又 天斗(明治大学1年)

■提言内容

テーマ:テレワーク導入による移住(PDF

提言1:お試し移住キャンペーン

若者に移住先として選ばれるための、効果的な取組として、「みかんの町」「海の町」「温泉の町」「城下町」に地域分類し、興味ある町を選んでお試し移住をしてもらう。

提言2:松山市公式SNSの開設

若者に松山という存在を周知するため、Instagramで松山の充実した子育て環境や、快適に暮らせる魅力などを効果的に発信する。