総会では、役員改選が行われ、新会長として、松山市出身の元最高裁判事で弁護士の津野修氏が選ばれました。平成19年から10年の長きに渡り会長を務め、この度会長を退き顧問となった生田氏は、「約10年の長きにわたり松山愛郷会の発展に寄与する立場にいることができたのは、関係者の皆さんのおかげ」と謝意を述べられ、野志市長から花束が贈られました。また、津野新会長は、「会員の皆さんと共に、松山と東京を結ぶ橋渡し役として、更なるふるさと松山の発展のために尽力していきたい」とあいさつされました。その後、野志市長から、昨年グランドオープンした「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」や来年1月から保存修理工事が開始される「道後温泉本館」の工事中ならではの魅力を伝える取組などが説明され、「松山愛郷会youth」の活動が代表の山本氏(東京大学大学院修士2年)より報告されました。

 なお会場内には、保存修理工事に伴う「道後温泉本館」の取り組みや「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」を彩る愛媛の伝統工芸の一部を紹介する展示に加え、10月に発刊された、松山ゆかりの先人の生き方などを伝える「ふるさと松山学」のPRコーナーも設け、松山市の取組を各担当者から紹介しました。

 また懇親会では、まつやま農林水産物ブランドの「松山ひじき」、「松山長なす」などを使用した様々な料理が並び、参加した会員の皆さんはふるさと松山の味を楽しみながらそれぞれの近況などを語り合い、ふるさと談義に花を咲かせていました。

 平成2年に発足した松山愛郷会も今年で29回目を迎え、特に学生など松山出身の若者が集う「松山愛郷会youth」22名を含む約290名の参加をいただき、盛大に開催することができました。

 最後になりましたが、ご多忙にも関わらず、ご列席いただきました御来賓の皆様、大変ありがとうございました。また、ご協賛をいただきました各企業の皆様、大変感謝いたします。